電気柵が効かない原因7選|壊す前に見直すべき現場チェックと対策

電気柵が効かない原因と即効対策|現場別トラブル解決ガイド

「電気柵を設置したのに侵入される」

「以前は効いていたのに最近ダメ」

——こうした相談の多くは、機器の故障ではなく環境や管理の問題が原因です。

電気柵は設置して終わりの設備ではありません
この記事では、現場で本当に多い「効かなくなる原因」を7つに分け、
高額な買い替えをする前に見直すべき対策を解説します。


1. 電気柵が効かない原因は「7パターン」に集約される

  • ① 雑草による漏電
  • ② 電圧を測っていない
  • ③ 下からの潜り込み
  • ④ 支柱・コーナーの緩み
  • ⑤ 柵が見えていない
  • ⑥ ゲート・出入口の油断
  • ⑦ 一度侵入を許した後の放置

以下で、被害が多い順に詳しく見ていきます。


2. 原因①:雑草による漏電【最も多い】

電気柵が効かなくなる原因で圧倒的に多いのが、雑草による漏電です。

線に触れた草や枝を通じて電気が地面に逃げると、 見た目は正常でも電圧は大きく低下します。

この状態では、動物に「痛くない柵」と学習され、侵入が常態化します。

現場では、草を刈り続けるよりも生えない状態を作る対策が選ばれています。

私が実際に使用している防草シートはこちらです。

高価な本器を疑う前に、まず足元の環境を確認してください。


3. 原因②:電圧測定をしていない

「電気柵が効かない=壊れた」と判断してしまうケースは非常に多いですが、 実際に電圧を測っていないことがほとんどです。

電気柵は線が張ってあること電気が流れていることは別です。

安全基準や電圧管理については、以下の記事で詳しく解説しています。

👉 電気柵の安全基準と正しい電圧管理


4. 原因③:下からの潜り込み(イノシシ・タヌキ)

イノシシやタヌキは、柵を押すより下を掘る・持ち上げる行動を取ります。

フェンスや電気柵の裾が固定されていない場合、 わずか10cmの隙間が侵入口になります。

現場では、柵全体を替える前に裾の固定だけを追加する対策が多く取られています。

使用している中ではこれが一番おすすめ。

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「掘られる=失敗」ではなく、固定していない設計ミスと考えるのが正解です。


5. 原因④:支柱・コーナーの緩み

直線部分よりも、力が集中するのが角(コーナー)です。

支柱がわずかに傾くだけでも、全体の張力が落ち、 突破されやすい弱点になります。

フェンス構造の基本については、以下の記事で解説しています。

👉 フェンス設計で失敗しないための基本構造


6. 原因⑤:電気柵が「見えていない」

電気柵は見えないほど効果が高いわけではありません。

動物は視覚で危険を学習します。 細い線だけの柵は、存在に気づかれず接触されやすくなります。

現場では、視認性を上げて近づかせない設計が取られています。

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電圧に頼る前に、見せて学習させるという考え方が重要です。


7. 原因⑥:ゲート・出入口の油断

「少しの間だけ」「すぐ戻るから」という人為的ミスは、 最も多い侵入原因のひとつです。

出入口は構造でミスを防ぐ設計が重要になります。


8. 原因⑦:一度侵入を許した後の放置

動物は一度成功した侵入口を強く記憶します。

「そのうち来なくなる」はほぼ起こらず、 執着が強まると考えるべきです。


まとめ|電気柵は「設置」ではなく「運用」

電気柵が効かなくなる原因の多くは、 高価な機器の問題ではありません

・足元の環境 ・見え方 ・固定の甘さ ・管理の継続

これらを整えるだけで、侵入が止まるケースは非常に多いのが現実です。

まずは原因を切り分け、必要な対策から一つずつ見直してみてください。

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